河口浅間神社だより(第25-5) 平成25年
~新嘗祭の献穀について~
 秋は収穫の季節。自然の恵みを受けて育った作物の収穫に感謝し、勤労を尊ぶ、勤労感謝の日が11月23日に制定されています。全国の主な神社では、この日に新嘗祭の神事が行われています。新嘗祭では、その秋に収穫した新穀を奉納し、感謝のお祈りをいたしております。
 私たちの郷土の氏神、延喜式内明神大社河口浅間神社においても、古くからこの神事が行われており、各戸から奉納の献穀を願い、健やかに勤労できたことおよび作物の収穫を感謝するお祭りです。
 新嘗祭の神事は、春の例大祭や太々神楽祭(おだいだい)、お筒粥、身曽岐祭などと共に古くから行われている河口浅間神社の大切な神事です。
 神社では、毎年、自治会長さん、隣組長さんを通じて、各戸から献穀の奉納を願っております。
皆様の勤労の状況や生産の状況などに応じ、献穀の奉納を賜りますようお願い申し上げます。

~伊勢神宮と神宮大麻~
 伊勢神宮は三重県伊勢市に鎮座し、悠久の歴史のもと、日本人の心のふるさととして現在に伝えられています。伊勢神宮は日本の総氏神であり、天照大神を祀る皇大神宮(内宮)と衣食住の神様である豊受大神宮(外宮)を中心に125 の宮社からなっています。

神宮太麻
 伊勢神宮のお神札を神宮大麻と言い、大麻とは、古くは「おさぬき」と読みました。これは.祈りが込められるお神札の大切な部分を麻串(ぬさぐし)と呼んだことに由来する、歴史のある言葉です。「天照大神大神宮」の神号に神様の印が押された神宮大麻は、清浄を第一に数々の神事を経て、伊勢神宮で奉製され、新年を迎えるにあたり、氏神さまを通し、河口の各家庭に頒布されています。
 お神札は神さまを仰ぐ「みしるし」として、家庭の神棚におまつりします。三社づくりの神棚の揚合、伊勢神宮の大麻を神棚の中央にまつり、向かって右に氏神さまのお神札、左にその他の崇敬する神社のお神札をまつります。一社つくりの揚合は手前に神宮大麻をまつり、氏神のお神
札の順にお札を重ねておまつりします。神棚がない家庭では、目線より高い位置のタンスや本棚を利用し、神をおまつりし、家族の幸せを祈りましょう。一般的に神棚の向きは南向きおよび東向きがよいとされます。

お供え(神饌)
 神棚には酒、米、水、塩などの神銀を供えます。供え方は右の図を参考にして下さい。

~伊勢神宮式年遷宮の奉賛~
 伊勢神宮では、20年に一度、本殿である御正殿をはじめ、諸社をすべて新しく建て替え、大御神が新神殿へと移る式年遷宮が行われました。今回の式年遷宮は第62回を迎え、遷宮の歴史は1200 年をゆうに超えます。皇祖神である天照大御神を祀る内宮では10 月2日、食物の神・豊受大御神を祀る外宮では10月5日に、全国の人が見守る中、古くからの伝統にのっとり、厳格に執り行われました。
(尊い奉賛の協力)
 日本の総氏神である伊勢神宮の式年遷宮に当たっては、全国を挙げて奉賛活動が行われました。奉賛会山梨県本部、山梨県神社庁を主に、河口浅間神社においても、平成22年に自治会のご理解とご協力のもと、奉賛活動を行い、氏子であります河口地区の各世帯から貴重な募財を賜りました。この尊い募財が神宮資金と共に社殿の造営に充てられ、式年遷宮が無事斎行されたことを光栄に思います。ここに御奉賛のご協力を賜りました河口地区の皆様に改めて感謝の意を表します。
(伊聾神宮に種児舞を奉納)
 伊勢神宮では第62 回神宮式年遷宮のご斎行を祝し、1 0月8日より1 1月30日の問、遷宮奉祝行事が執り行われ、全国各地の団体より神事芸能、また各種伝統芸能が奉納されます。これに当たりまして、古くからの伝統を受け継ぐ河口浅間神社の稚児舞が、山梨県神社庁、神社本庁の推挙を受けて、10月20日、伊勢神宮外宮のせんぐう館において奉納されました。大雨が降るあいにくな天候にもかかわらす、日本各地から訪れた大勢の人が見守る中、お稚児さんはこの大舞台を立派に勤めました。
 伊勢神宮での稚児の舞の奉納は河口浅間神社として名誉なことであり、今後ち神社を守るともに稚児舞の伝統を後世に伝えていく思いは高まります。
                                                      河口浅間神社