浅間神社だより  第26-3号  平成26年-3号
7月28日 太々神楽祭(おだいだい)
 太々神楽祭では稚児の舞が奉納されます。貞観6年(864)の富士山の大噴火により、富士山周辺一体は大きな被害を受けました。この噴火を鎮めた祭神、木花開那姫の御神霊をお慰めする祭倒で、稚児の舞力が納され、奉謝鎮祭とも言われます。稚児の舞は7歳から12歳までのお稚児さんにより、「御幣の舞」「扇の舞J 「剣の舞」「八方の舞」「宮めぐりの舞」が奉納されます。衣装は白衣の上に緋の千早と差祓をまとい、錦織の陣羽織、緋の襷をかけ、顕には誠を棒げる熨斗紙を水引で付け、瓔珞を顕に戴き、清浄の姿に整えた上で神前こ奉納されます。

7月31日浅間神社の身曽岐祭
 身曽肢とは心身ともに洗い清めることで、大祓いの行事です。河口浅間神社の身曽岐祭は他の地域の禊祭とは異なります。
 男性は白、女性は赤の形代(人型に切つだ紙)に家族めいめいの干支を配入し、氏子全戸から集め、神前にて形代に書かれた干支を一人一人祈斉します。夕方、御神輿の御旅所である西川橋から錯倉街道(旧国道137号)の両脇に並ぶ氏子ひとりひとりを神宮が祓詞を唱えながらお祓いします。このとき不在の氏子は家族がその衣服を持ってお祓いを受けます。産屋ケ崎にて神事の後、氏子の幸せを祈願し、身曽岐祭は湖に流されます。身曽岐祭は御筒粥の神事とともに特殊神事として古い伝統に基づいて執り行われています。

その他、河口における7月のお祭り
 河口では7月に多くのお祭りが行われます。伝統ある祭りに皆さんで参加しましょう。
 7月15日 上町の津島天王神社(おてんのうさん)
 津島天王神社には、天照大神の弟神である建速佐須之男命が祀られ、疫病除けの守護神として崇敬されています。
河口での祭日には、神事のほかに旗かつぎもにぎやかに、子供御神輿が午後3時から繰り出します。
 7月20日 中町の出雲神社(いずもさん)
 出雲神社の祭事は、大国主命が祀られています。総本社は島根県大社町の出霊大社で、国造りの神、縁結びの神として信仰されています。河口ではお神輿を飾り、祭りを祝います.
 7月25 日下町の川戸頭天神神社(おてんじんさん)
 川戸頭天神神社には菅原道真公が祭られています。菅原道真公と言えば太宰府天満宮ですが、学問の神、厄隙けの神として全国的に信仰されています。
 祭りの日には午後3時より御神輿と旗かつぎで賑やかに祭事がとり行われます。


富士山世界遺産の認定書が交信されました
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は平成25年6 月26日、世界遺産委員会で、日本政府が推薦した 「富士山」(山梨、静岡両県)を世界文他遺産に登録されました。富士山は古来、日本の象徴として日本人の山昌信仰や葛飾北斎らの浮世絵の題材仁ちなり、立化的意義が評価されました。
  河口浅間神社はこの「構成資産」の一つに指定され内このたび、その認定書が交付されました。
 貞観の富士山噴火の鎮火を祈り河口浅間神社が創建された由緒、富士山信仰の行者を支える役割を果たした御師集藩、古くから残る神社の神事など、信仰の伝統が今でち受け継がれています。
 世界遺産登録され世界の宝となった富士山と我々の山の拠り所である河口浅間神社、そして河口の集落をより大切に守り、後世に受け継いでいかねばならない思いが高まります。

寄進により神社が整備されています

本殿の回廊と拝殿に御簾と帳の飾りつけ
 神社の拝殿から本殿にわたる回廊と、拝殿正面左右の柱間に御簾が新しくなりました。また、費銭箱真上の鈴が取り付く梁には帳を新調しました。これは元生和産業の古屋光幸さんによる浄財により設置されました。このほか、すでに本紙にてご報告させていだだきましたが、七本杉の保護柵も同氏による寄進を基に設置されました。
 太々神楽祭を前に、清爽に整備された社殿にてお参り頂きますよう、御案内申し上げます。

随神門の提灯を新調
 神社の祭事の際には随神門に提灯が掲げられます。以前から継続して随神門の提灯を寄進して下さっています、梶原宏さんから、今回もまた新しい提灯ー対の寄進を頂きました。
拝殿の上り台の寄進
 拝搬の板張りの床から畳敵きの床に上がる際の上り台2台を渡辺義道さんより製作の上、寄進して頂きました。

賛助会による環境美化作業
 賛助会では神社の環境美化作業、注連縄づくり、ボランティアガイドなどの活動を通じて、神社を守り、参拝に見えられた方々に神社を紹介する活動を続けています。
 7月20日(日)には、屋根に積もった葉っぱの清掃、境内の植裁の手入れなどの作業が予定されています。多くの方に賛助会の活動にご理解とご協力を頂き、神社を大切に守って頂きたく存じます。

月旦祭を斎行します
 月旦祭とは毎月の初日を言い、「おついたち」とも言います。おついたちには本来、元旦と同じくらいの思い入れがあり、今月もおついたちを迎えられたと言う喜びと願いを込める大切な目です。伊努神宮をはじめとして、各地の諸社においても「朔日参り」をするならわしがあり、無事に過ごせた1 か月を感謝し、また新しい月の無事を祈ってお参りをします。
 河口浅間神社においても、平成26年7月1日から毎月、月旦祭を行うこととなりました。地元の皆さんにおかれましても、祭日や月初めには神社に参拝し、家内安全を御祈願下さい。
 これまで毎月15日に行われていました老人クラブによる清掃奉仕も、月旦祭が行われる毎月一日に実施して頂くことになりました。

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