浅間神社だより(第26-5) 平成26年5号

~新嘗祭の献穀について~
 秋は収穫の季節。自然の恵みを受けて育った作物の収穫に感謝し、勤労を尊ぶ、勤労感謝の日が11月23日に制定されています。全国の主な神社では、この日に新嘗祭の神事が行われています。新嘗祭では、その秋に収穫した新穀を奉納し、感謝のお祈りをいたしております。
 私たちの郷土の氏神、延喜式内明神大社河口浅間神社においても、古くからこの神事が行われており、各戸から奉納の献穀を願い、健やかに勤労できたことおよび作物の収穫を感謝するお祭りです。
 新嘗祭の神事は、春の例大祭や太々神楽祭(おだいだい)、お筒粥、身曽岐祭などと共に古くから行われている河口浅間神社の大切な神事です。
 神社では、毎年、自治会長さん、隣組長さんを通じて、各戸から献穀の奉納を願っております。皆様の勤労の状況や生産の状況などに応じ、献穀の奉納を賜りますようお願い申し上げます。

~伊勢神宮と神宮大麻~
 伊勢神宮は三重県伊勢市に鎮座し、悠久の歴史のもと、日本人の心のふるさととして現在に伝えられています。伊勢神宮は日本の総氏神あり、天照大神を祀る皇大神宮(内宮)と衣食住の神様である豊受大神宮(外宮)を中心に125の宮社からなっています。

神宮大麻(お神札)
 伊勢神宮のお神札を神宮大麻と言い、大麻とは、古くは「おさぬき」と読みました。これは、祈りが込められるお神札の大切な部分を麻串(ぬさぐし〉と呼んだことに由来する、歴史のある言葉です。「天照大神大神宮」の神号に神様の印が押された神宮大麻は、清浄を第一に数々の神事を経て、伊勢神宮で奉製され、新年を迎えるにあたり、氏神さまを通し、沼口の各家庭に頒布されています。
 お神札は神さまを仰ぐ「みしるし」として、家庭の神棚におまつりします。三社づくりの神棚の揚合、伊勢神宮の大麻を神棚の中央にまつり、向かって石に氏神さまのお神札、左にその他の崇磁する神社のお神札をまつります。一社つくりの揚合は手前に神宮大麻をまつり、氏神
のお神礼の順にお札を重ねておまつりします。神棚がない家庭では、目線より高い位置のタンスや本棚を利用し、神をおまつりし、家族の幸せを祈りましょう。一般的に神棚の向きは南向きおよび東向きがよいとされます。

お供え(神饌)
 棚には酒、米、水、塩などの神饌を供えます。


~盛大だった「おおすわさん」の奉納相撲~
 9月11日、諏訪神社の祭例、神事に続き、午後4時頃から奉納相撲が行われました。子供相撲では、応援の声も賑やかに、男の子に混じって元気いっぱいの女の子の力士が相撲を取り、午後7時頃からは大人の相撲が行われ、42歳と前厄の人たちが相撲を取りました。健康に相撲が幸納でさることの幸せと、河口の伝統行事を大切に守り継承していく郷土を思う意思で相撲を盛り上げてくださいました。厄年の皆さんはこの一年の他の行事にも参加し、貢献してくださいましだ。河口の歴史ある祭りや行事に参加していただき、河口地区の皆さんで大切に継承していきましょう。

~ 11月15日は七五三祝い~
 わが国では、着帯・安産祈願から、長考を祝う年祝いまで、人生の節目を大切にし、人生儀礼を祝う行事が行われています。
 11月15日は七五三。「髪置(かみおき)」「袴着(はかまぎ〉」「帯解き(おびとき)」のお祝いといっていました。髪置きは3歳の男女児が今まで剃っていた髪をこの白から伸ばし始める儀式で、袴着は5歳の男児が初めて袴を着ける儀式、帯解きは7歳の女児が着物の伺け紐を取り去り帯に替える儀式です。
 なお、本来は数え年でお祝いしますが、最近では満年齢で行う割合も高くなり、また参拝の日取りも11月15日にこだわらす、その前後の都合のよい日に参拝する傾向が強くなってきました。
 河口浅間神社では、11月14日(金)に河口保育所の藤組の園児をお迎えし、七五三の神事を行います。七五三には、子供たちの健康と成長を感謝すると共に、これからの健康と更なる成長を祈願する方々の参拝をお待ちいたしております。

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