河口浅間神社だより  第27-3 号 平成27年 
 太々木神楽祭では稚月の舞が奉納されます。貞観6年(864)の富士山の大噴火により、富士山周辺一体は大きな被害を受けました。この噴火を鎮めた祭神、木花咲耶姫の御神霊をお慰めする祭倒で、稚児の舞が奉納され、奉謝鎮祭とも言われます。稚児の舞は7歳から12歳までのお稚児さんにより、「御幣の舞」「扇の舞」「剣の舞」「八方の舞」「宮めぐりの舞」が奉納されます。衣装は白衣の上に緋の千早と差拔きをまとい、錦織の陣羽織、緋襷をかけ、頭には誠を捧げる熨斗紙を水引で付け、瓔珞を頭に戴き、清浄の姿に整えた上で神前に奉納されます。

7月31日浅間神社の身曽岐祭
 身曽岐とは心身ともに洗い清めることで、大蹴いの行事です。河口浅間神社の身曽岐祭は他の地域の禊祭とは異なります。
 男性は白、女性は赤の形代(人型に切った紙)に家族めいめいの干支を記入し、氏子全戸から集め、神前にて形代に書かれだ干支を一人一人祈斉します。夕方、御神輿の御旅所である西川橋から鎌倉街道(旧国道137号)の両脇に並ぶ氏子ひとりひとりを神宮がお祓詞を唱えながらお祓いします。このき不在の氏子は家族がその衣服を持ってお祓いを受けます。産屋ケ崎にて神事の後、氏子の幸せを祈願し、身曽岐は湖に流されます。身曽眼祭は御筒粥の神事と
もに特殊神事として古い伝統に基づいて執り行われています。

その他、河口における7月のお祭り
 河口では7月に多くのお祭りが行われます。伝統ある祭りに皆さんで参加しましょう。
 7月1 日上町の津島天王神社(おてんのうさん)
津島天王神社には、天照大神の弟神である建速佐須之男命が祀られ、疫病隙けの守護神として崇敬されています。
河口での祭日には、神事のほかに旗かつきもにぎやかに、子供御神輿が午後3時から繰り出します。
 7月20日中町の出雲神社(いずもさん) 出雲神社の祭神は、大国主命が祀られています。総本社は島根県大社町の出雲大社で、国造りの神、縁結びの神として信仰されています。河口ではお神輿を飾り、祭りを祝います。
 7月25 日下町の川戸頭天神神社(おてんじんさん) 
 川戸頭天神神社には菅原道真公が祭られています。菅原道真公と言えば太宰府天満宮ですが、学問の神、厄隙けの神として全国的に信仰されています。
 祭りの日には午後3時より御神輿と旗かつぎで賑やかに祭事がとり行われます。

神社創建1150年祭に向けて
 前回の神社だより(27-2号)にてお知らせいたしましたが、神社創建1150 年を迎える記意事業が計画されています。
 今回の工事は、本殿と拝殿を繋ぐ渡り廊下上部に架かる屋根の改修と、本殿の塗装工事を並行して施工します。太々御神楽祭執行の後に着工の予定です。
 今回の工事は神社建造物の維持・管理を目的とした工事ですが、文化財に指定されている本殿に関わる工事ですので、関連法令に基づいた諸手続きなど万全を尽くし、事業を進めていく所存です。氏子であります地鼠の皆さんにおかれましでも、この事業のご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。

境内散策路の整備
 神社敷地内に融策路を整備しました。コースは神社の裏参道から栃の木に至り、山富を参拝し、手水舎に下る経路を枕木による階段などで整備しました。樹齢約1200年の巨木と豊富な自然に季節の移ろいを感じながら、歴史ある神社の境内を散策して頂ければと思います。


寄進により神社が整備されています
 日頃より氏神である河口浅間神社に心をを寄せられ、尊い寄進を賜っています。平成26年の例大祭以降に神社に寄進され定方々に今年の例大祭の式典の際、神社庁から感謝状が贈呈されましだ。
⚪︎大庵居前の灯龍
 神社参道の大患居の前に朱塗りの灯寵が一対寄進されました。以前の灯寵は大和電機様による木造のちのでしたが、今回、高橋大和氏が今は亡き御尊父、高橋快言河口浅間神社前宮司の意志を受け、新しく灯寵を寄進して頂きました。総アルミ製朱塗り焼柑塗装の灯龍は、大鳥居前に灯り、参拝者を温かく迎えて下さっています。
⚪︎御神輿の幕
 春の例大祭では、御神輿の巡行がありますが、その行程で御神霊霊が何度か表に出る状況があります。それは御神霊を御神輿に移される際、産屋ヶ崎の御旅所から産屋ヶ崎神社へ渡る際、還御の際ですが、この時、御神霊を取り囲みお守りする幕が使われます。この度、御神輿巡行の祭、御神霊を取り囲む幕一式を高橋徳義氏より奉納して頂きました。
⚪︎稚児の舞の絵画
 河口浅間神社に伝承されている文佑財の稚児の舞の絵画を寄進して頂きました。故林利之氏による油絵で、妻の美鈴さんから奉納されました。額は拝殿左側の長押上に掲額されています。稚児の舞のない平常時に参拝された方にも、この給画をご覧頂くことによって、古くから伝わる稚児の舞を感じて頂いております。
⚪︎正月の門松
 正月を迎えるに当たり、毎年、随神門前に大きな門松が飾られます。これは、三浦和政氏が毎年製作し、永年に渡り奉納し
て頂いています。門松はま手神を迎え入れるための依り代という意味合いがあります。j司口浅間神社の随神門を飾る門松は、多くの参拝者にち喜ばれています。

賛助会による環境美化作業
 賛助会では神社の環境美化作業、注連縄づくり、ボランティアガイドなどの活動を通じて、神社を守り、参拝に見えられた方々に神社を紹介する活動を続けています。
 7月1 9日(日)には、屋根に積もった木の葉の掃降、境内の植裁の手入れなどの作業が予定されています。多くの方に賛助会の活動にこ理解とご協力を頂き、神社を大切に守って頂きたく存じます。
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