御筒粥祭

御神木が建てられる正月14日午後11時半頃から15日の午前1時頃に渡り、御筒粥の神事が社務所にて行われました。この神事は神社の行事の中でも特殊な神事で、古くより伝わります。斎場となる炉の切られた部屋の四方には注連縄を張り巡らせ、清められた炉の四方と炉の東面、神座となる正面に御幣を立てます。祭壇には五柱の神を迎えます。古式に則り、祝詩36度の奉唱により、銅の大鍋に米2升、粟、稗、大豆、小豆各2合の五穀をほかの神事にも用いられる勝ノ木(軍人木)の薪で1時間半ほどかけて炊き上げられます。葦の簾に入った粥の様子から農作物の作柄や世の中の占いが行われます。この結果は全戸に配布され、農作物の作付けなど日常の参考にされています。
今年は特に富士山世界遺産登録に関わる民俗行事調査の方々をお迎えし、盛大にお筒粥祭が執り行われました。

浅間神社だより 第21-1号より転載